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世界に流通するコーヒー豆はアラビカ種とロブスタ種であるが、当地コロンビアで栽培されているの
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当地経済紙ポルタフォリオ(2022年6月2日付)によると5月24日時点で約8,400万の新
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当地では戦前から日系移民の入植があり、現在でもバジェデルカウカ県パルミラ市及びカリ市を中心
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2022年5月29日、当地は大統領選挙を控えている。選挙で勝つことがほぼ決定的とされる左派
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数週間前からだろうか。自宅のベランダから数百メートル先の大通りにスクリーンが設置され、大統
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牛の取引は何世紀にもわたって行われてきましたが、牛を市場に出す、競売、委託業者に配達する伝
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国家統計庁によると、2022年第1四半期の国内総生産(GDP)は8.5%増加し、12セクタ
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ロシアのウクライナへの侵攻は肥料価格に負荷をかけ続けています。 世界銀行の肥料価格指数によ
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アンデス山脈が縦横に走るコロンビアの交通手段。その要は飛行機です。エアバスとはよく言ったも
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地場製粉業者モデルナ・アリメントス社(Moderna Alimentos)は、2014年か
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コロンビアは近年知的財産分野で進歩を遂げており、大学の研究センターから企業の開発部門までこ
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南米コロンビアの中西部に位置するキンディオ県モンテネグロで、第6回「地方フォーラム~建設と
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土壌・気象の状態を知ることはフィールドでの生産プロセスに役立つ。まして、衛星情報を備えたデ
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ロハ県はエクアドルで最高のスペシャル・コーヒーの生産地という名声をさらに強固なものにしてい
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コロンビア 天候不良によりコーヒー生産量4%低下と農業IoTの必要性

世界に流通するコーヒー豆はアラビカ種とロブスタ種であるが、当地コロンビアで栽培されているのは前者である。路上であっても、訪問先で出されるものであっても、コロンビアのコーヒーは心から温まる。スタバのように大きな紙コップを持ち歩くのではなく、エスプレッソのようなサイズでちょこちょこ繰り返し飲むのが当地の習慣である(ちなみにスタバは2022年現在ボゴタ、メデジン、カリに計33店舗あり)。またコーヒー地帯サレントで、舗装もされていない道なき道を進み探し当てたコーヒー農園で飲んだコーヒーは格別であった(そして、その農園でほったらかしで栽培されていたバナナも、これまで食べていたものと同じなのかと驚くくらい肉厚で滋味の濃い味だった)。

そんなコーヒー大国コロンビアで、全国コーヒー連盟(FNC)の統計によると、2022年1月~5月間の生産量は約450万袋にとどまり、前年比の約470万袋よりも4%少なくなっていることがわかった。あわせて、2022年初頭より減少傾向は続き4月の月間生産量は75万袋程度にとどまったほか、過去12ヶ月間(2021年6月〜2022年5月)のコーヒー生産量は1,240万袋に達し、前年の1,380万袋から10%減少している。

政府統計庁(Dane)が統計した第1四半期の国内総生産(GDP)のレポートでは、農業部門は△2.5%のマイナス成長となり、コーヒー部門は最も影響を受けたようだ。

その背景としては
①世界的な天候不順による作物不良
②反政府デモによる道路封鎖の影響が挙げられる。
集中豪雨により開花不良・軟弱生育がみられ、コーヒーの品質が低下した。これはコロンビアだけの減少ではなく、ブラジルのコーヒー生産も同様の生産量減少がみられている。また次に、90日間に一度発生する反政府デモによる全国規模の道路封鎖により物流が遮断されたことも大きい。(コーヒー地帯とコロンビアの輸出量の半数を抱えるカルタヘナ港湾までは陸路で約14時間の距離である)。

山岳地帯で雨がよく降り寒暖差があり、機械化が難しいコロンビアのコーヒー栽培。

気象データの予測や栽培管理のスマート農業の関心はFNCも高く、次期大統領が確実視されているグスタボ・ペトロ氏もマニフェストに農業インダストリーの強化を掲げている。コーヒー生産国として知られるコロンビアがベトナム、エチオピア、ブラジル等から頭一つ出るためには安定した生産量と高品質(スペシャリティコーヒー含む)で勝負するしかない。データ受信や発育予測のできる農業IoTサービスが、当地コロンビアで需要が増していくものと思われる。

コロンビアのコロナワクチン接種 2回完了率49.2%で進むマスク解除

当地経済紙ポルタフォリオ(2022年6月2日付)によると5月24日時点で約8,400万の新型コロナワクチンが国内で適用され、総人口49.2%が2回接種を完了し、同52%が一回目の接種を完了したことがわかった。当地では4か月空けると次の接種が可能となり、3才~11才にもワクチン接種が推奨されている。地域別ではボジャカ県が総人口あたり65.8%で2回接種を終えており、次点は首都ボゴタ(63.3%)、キンディオ県(59.2%)、サンアンドレス諸島(58.9%)、カサナレ県(56.2%)となっている。ワクチン種別はファイザー製が28.6%、シノバック製が28.4%、モデルナ製が16.75%、アストラゼネカ製が16%、ジョンソンエンドジョンソン製が10.2%である。

当地では4月25日、イバン・ドゥケ大統領が5月1日の時点で総人口の70%以上がワクチン2回接種を完了した自治体では、閉鎖空間でのマスク解除を発表し順次導入されている。5月は全国で1万788人の感染が確認された一方、死亡者は31人にとどまり前月比(77人)からは減少し6,060人が快復した。これに伴い、政府は5月15日から学校のマスク着用義務の解除を発表している。

5月26日までの累計新型コロナウイルス感染者数は610万3,455人であり、死亡者は計13万9,854人。593万4,231人が快復している。

マスク解除は主要自治体で進んでおり、空港や病院を除き、スーパーマーケットや普段の生活でマスク着用している人はほぼ減り、コロナ以前の生活に戻るつつある印象だ。

※日本からの入国ではPCR検査の義務はなく、ワクチン2回接種証明書を入国審査時に提示する。完了していない場合は24時間以内のPCR検査陰性証明書を提示する。

空路で入国する場合、

1. 搭乗24時間前に、Check-Migフォーム(オンライン)で健康状態を登録する。

https://apps.migracioncolombia.gov.co/pre-registro/public/preregistro.jsf

2.搭乗14日以前にワクチン接種を完了したことを示す証明書を提出する。もしくは搭乗72時間以内に行われたPCR検査の陰性証明書を提出するか、搭乗の48時間以前の抗原検査の陰性証明書を提出する

カリの新名物「武士道ラーメン」を食す日

当地では戦前から日系移民の入植があり、現在でもバジェデルカウカ県パルミラ市及びカリ市を中心に二世、三世の同胞が暮らしている。その影響もあって和食へ親和性が高く、カリでは近所に数軒の日本食レストランがある。ただし、大抵が「ちょっとネットで調べて作ってみました」レベルの創作和食にとどまっているのが現状である。

そんな中、お洒落なレストランの多いカリ・グラナダ地区に新しいラーメン屋さんができた。その名も武士道ラーメン。ランチはラーメンとレモネードで15,000ペソ(約450円)、当地の相場では比較的良心的である。しかし、いつ通りかかっても、お客でにぎわう様子が一切ない。これは早々につぶれる(コロンビアは開店も早いが閉店も一瞬なのである。見切り千両)と危惧していると、南部に住む親しい日系人ファミリーの二世(日本居住経験があり、自分でもラーメンを作るほどの和食通)が「あれはな、合格やっ!」と太鼓判を押していた。それを聞いて、先日家族が話のタネにと寄ってみた。(筆者は日本にいてもラーメンを食べる習慣のない福岡県人である。牧のうどんとウエストが恋しい)。

奥行のある店内はしっかりと先客(コロンビア人)もいたらしい。QRコードでメニューを読み取り、店員を呼んで注文すると(感染防止なのに結局店員が来るのが御愛嬌)、10分程度で運んできたという(時間がかかることが多いこの国で珍しい!)。

お手製の焼豚、「Raices Chinas (中国の根っこ)」という名称で販売されているモヤシ、自作メンマ、ゆで卵、ねぎ、のりがのっている。ちぢれ麺をすすると、ありがちな「沸騰したお湯に麺を入れて、火を消して放置しときました」という代物ではなく、歯ごたえのある日本人好みの硬さであったという。スープに一瞬くぐらせ一気にすすると、醤油ベースの鶏ガラだしのうまみが口に広がり、「今まさにラーメンを食べている」と脳みそが歓喜にわいたそうだ。

筆者が何より嬉しかったのは、ほとんどの材料が輸入品ではなく現地で調達できていること。当たり前の話だけれど、栄養とはその土地の旬を食べることに他ならない。栄養素がどうとかPFCバランスがどうという前に、ヘルシーなんていう言葉が薄っぺらく感じるコロンビアの滋味にあふれた野菜を食べられるうちは、病気になるわけがないと信じている。

一杯のラーメンに宿る日本のレシピと当地の食材。少々のことではバタリと倒れない健康なカラダになれることは請け合いである。お立ち寄りの機会には、ぜひ。

「コロンビア初の女性副大統領誕生に思うこと」

2022年5月29日、当地は大統領選挙を控えている。選挙で勝つことがほぼ決定的とされる左派グスタボ・ペトロのマニフェストはどうしても一気に読むことができず、休み休み、自分を励ましつつ頭に入れている。

約10年この国で生活し、4年に一度のこのお祭りを見物するのも3回目である。参政権こそないものの、ようやく慣れた税制がひっくり返され、新しい乗り物や公共交通のシステムに慣れ、一人の社会人として義務を果たし、権利を行使しながらコロンビアで生活している。

2021年この国のいわゆる貧困層は人口あたり39.3%であり、極度の貧困層は同12.2%とされる(DANE)。これまで全てのトップ政治家が貧困撲滅と闘ってきたけれど、すぐに結果なんか出ない。そんなことみんな分かっている。というより、この国に住んでいると「本当に貧困解決したいのだろうか」と思うこともある。

子どもを抱えて物乞いする女性を見る。胸が痛む。仕事が見つかってほしいと思う。できれば高い賃金で。でも、学歴・職歴のない女性達がまず働くのは教会の清掃や、口利きされて運がよければ家事手伝い(いわゆるお手伝いさん)である。2022年現在、相場は一日50,000ペソ(約1,650円)。丸一日掃除・洗濯・料理、買い物等フルに働いてもらってこの値段である。平日毎日、土曜も昼まで勤務なら月額100万ペソ(約2万9,000円)。この国では、中間層以上にはだいたいEmpleada(お手伝いさん)がいることが普通。住み込みも珍しくない。中間層はだいたいこの国の反芻以上を占めるので(平均月収約69万~371万ペソ)、その上の上流階級も含めると、この国の女性には「お手伝いさんになるか、お手伝いさんを雇うか」。この2つの人生しかないように思える。

今週末、コロンビア初の女性副大統領となることが確実視されるフランシア・マルケスは黒人女性でもあり、フェミニストでシングルマザー、環境アクティビストだ。人権と環境の活動家として多くのマイノリティの代弁者という。その彼女と策定したペトロのマニフェストには「女性の輝く未来を!」として、貧困女性を救いたいと熱く書いてある。女性の賃金アップ、女性の居場所をつくる、女性の活躍できる場を・・・。

わかる。それはとてもよくわかるし、政治家は理想を語るべき。でも、フランシアが自分の仕事にまい進できたのは、彼女の炊事洗濯を担う女性がいたからではないのか。子どもの送迎をし、ご飯を食べさせてくれるシッターがいたからではないのか。

常々、女性が男性並みに仕事をするためには、家には必ず専業主婦に値する人物がいないと無理だと私は考える。日本の場合実家の母というパターンが多いけれど、これは心理的にも物理的にも距離が近い親子の恵まれたパターンであり、ほとんどはその恩恵を享受できない。でもコロンビアは違う。人件費の安さは、この国の女性の社会参加率の根幹となっている。私だって身近に頼れる人がいない中、お手伝いさんにどれだけ助かっているか。

「女性の賃金アップを! 家事だけではない社会に居場所を!」と叫ぶ女性が、一番そういう女性に支えられて仕事しているのではないか。

男女差別ではなくて、この国にあるのは社会格差だけではないのか。

そんなぎこちない思いをコーヒーでごまかしつつ、傍観者は選挙を見つめるのである。

コロンビア 大統領選決戦投票は6月19日へ。シルバーデモクラシーが中心で若者の投票の行方が鍵に

数週間前からだろうか。自宅のベランダから数百メートル先の大通りにスクリーンが設置され、大統領候補であり前ボゴタ視聴のグスタボ・ペトロのプロパガンダが24時間流れている。去る日曜日の選挙当日にクレーン車が配置されたので、ついに撤去されるかと思いきや動画の内容がより大衆向けにアップデートされたものとなった。決戦投票に向けて準備していたことよりも、「決戦投票に進む(=一度目の選挙では過半数を獲得できない)」ことを見越していたことに正直驚いた。それくらい、「大統領は左派ペトロ氏で決まり」という雰囲気があった。

グスタボ・ペトロは40.3%を獲得、次点のロドルホ・エルナンデス前ブカラマンガ市長の28.1%となり大きく水をあけられている。投票率は54.9%。当地では投票証明書の受領で有権者は雇用先に半日の有給休暇取得が認められているので、この投票率の低さも意外である。若者の選挙離れが問題であるという指摘があったが、生活者として今回の大統領選挙が比較的おとなしかったことが大きいように感じる。討論番組もさほど盛り上がらず、特にペトロ氏は殺害予告もあったためか地方遊説もほとんどなし。私の居住するカリ市では、直接候補者演説を聞く機会もなかったのである。 候補者のマニフェストをみよう。前ボゴタ市長で一時ゲリラにも所属しており、シパキラの青年議員から汚職告発で頭角をあらわしたペトロ氏(62才)は

①新規雇用創出
②安定的石油の開発・供給
③アグロインダストリー開発
④年金改革(年金非加入者に月額50万ペソ、約1,716円支給)
⑤大衆に沿った経済開発

を挙げている。エルナンデス候補は前ブカラマンガ市長であり77才の大学教授であり、マニフェストには

①年金改革(これまで支払っていたかの条件等を加味せず一律支給
②貧困層に月額100万ペソ(約3万4,300円)支給
③生活必需品にたいして付加価値税10%引き下げ
④汚職ゼロ
⑤小さな政府の実現

を掲げている。

候補者が老獪な年齢だからだろうか、高齢者向けの政策が目立つ。コロンビアでは現在、約26年以上雇用され年金の積み立て(労働者の負担額25%)をした男性62才、女性57才から年金受給資格が得られ、支給額は給与の約65%-80%の間である。しかし年金問題で揺れる当地では、そもそも受給資格のない高齢者が多くそこにメスを入れて投票獲得へと動いているようだ。

シルバーデモクラシーはわかる。でもこれは、大統領でないとできないことか。県議会議員レベルでもこの政策は変えられるのではないか。コロンビアは決して発展途上国ではない。今年度第一四半期GDP8.5%を達成し、人口5,000万人を突破。一人あたりの名目GDPは5,340ドル(2020, 世銀)にとどまるものの、南アフリカやペルーにも匹敵する経済力をもってきた。

許されるならば、対内政策よりもっと、対外政策の声をききたいと思う。コロンビアがアメリカとどう対峙し、10年経ったFTAにテコ入れしていくのか。アンデス共同体、メルコスールで影響力を見せ付けるのか。石油外交、コーヒー外交で手腕を発揮するのか。コンサルタントとして、開かれた経済政策を維持してほしいと願う一方、あまりにシルバーデモクラシーに終始する今回の大統領選挙は残念な限りである(ただし、アメリカのバイデン大統領にはじまり、いうまでもなく世界的におじいちゃん政治家が増えているのは間違いないのだが) そして、この国で育児するひとりの母親としては、子育てのモチベーションとなる政策があったらいい。高齢者へ予算とりつけよりも、教育格差の是正や給食費の補助、医療費無料に進んでほしい。 ここまで書いてふと思う。こんな子育て施策こぞ、大統領選挙ではなく市議会・県議会議員に望むレベルではないのか。 この国の中央集権が浮彫りとなる今回の大統領選挙。シルバーデモクラシーの中、若者世代の投票は職業政治家のペトロ氏か、老獪なおじいちゃんのエルハンデス氏なのか。その行方を見守りたい。

コロンビアで進む家畜のデジタル取引

A grass field with lots of cows in the Black Forest

牛の取引は何世紀にもわたって行われてきましたが、牛を市場に出す、競売、委託業者に配達する伝統的な方法は、時間がかかるだけでなく、高い手数料が発生していました。また家畜を動かさなければならないことは、動物に体重減少とストレスを負わせるだけでなく、取引を成立させることができるかどうかを知るまでは牧場主にとって大きなリスクでした。

2020年のパンデミックによるロックダウンは、市場で家畜を売買するためにデジタルツールを使用することを余儀なくされ、畜産部門における変革となりました。

バーチャルオークションなどのツールが人気を博し、他のデジタルソリューションと同様に家畜の売買が可能になった今、その発展性はさらに広がりました。

SEV Mercado Ganaderoは、牧場主が場所や興味に応じて、農場の快適さから、週7日リアルタイムで動物を売買できるアプリケーションです。生産者と買い手は、輸送コストと交渉時間を節約し、動物の体重減少を回避することができます。アプリの創設者は、全国の潜在的なサプライヤーまたはバイヤーをリアルタイムで見つけることができるマッチメイキングアルゴリズムを考案し、より収益性が高く、効率的で、追跡可能で、環境的に持続可能な取引を促進します。

現在までに、12,000人以上の牧場主が登録され、先月だけで、1,200以上の新規登録と3,758頭の家畜取引が達成され、これは80億ペソ以上の市場価値を表しています。さらに、国内市場の価格を調べるための公開ツールを提供し、農家が常に情報を入手できるようにし、マーケティング時の価格設定を容易にします。

2022年、これらのデジタルツールは、5万人以上のアクティブユーザーを抱えるコロンビア最大の畜産市場となり、他の中南米諸国への拡大を開始することに期待が寄せられています。

La ganadería empacó maletas para viajar al mundo digital

En 2022, SEV apunta a convertirse en el mayor mercado ganadero, con más de 50.000 usuarios activos e iniciar su expansión a otros países.

気候変動による農業生産とGDPの低下

国家統計庁によると、2022年第1四半期の国内総生産(GDP)は8.5%増加し、12セクターのうち10セクターがプラスの変動を示しましたが、農業の場合、見通しはあまり明るいものではありませんでした。

農業分野のGDPは-2.5%となり、特にコメは2021年下半期の在庫により、-32.9%となりました。これに対し、稲作生産者連合会(FEDEARROZ)の代表であるRafael Hernándezは2021年が110万トンの在庫があったが、6月末日までに25万トンに解消されると予想されています。

コメに次いで、減少が著しかったのは、コーヒーで-19%ですが、天候特に、日照不足により生産量が上下するコーヒーに関しては長期的な影響をモニタリングする必要があります。

畜産分野では、堅調な豚肉生産にあり、ほぼ横ばいですが、牛肉生産においては、正規の精肉業者を通さない違法牛肉が地方の市場で大部分を占めることもあり、トレーサビリティの強化により、この現象をとめる必要があります。

コロンビアの主要農産物では、マイナス成長を示しましたが、学校や職場が再開されたことによる紙需要の増加で、林業分野では昨年同時期に比べ、80%の成長、対面する機会が増えたこともあり、花卉園芸も12%の成長をしています。

Clima y baja producción, tras la caída del PIB agropecuario

De acuerdo con el Dane, el arroz (-32,9%), el café (-19%) y la ganadería (0,7%), representaron un -2,5% para el producto interno bruto del país.

ロシアの侵略後の肥料価格は最大で70%上昇か?

ロシアのウクライナへの侵攻は肥料価格に負荷をかけ続けています。 世界銀行の肥料価格指数によると、これらは2022年の第1四半期だけで10%上昇し、今年中に70%まで上昇すると予想されています。

肥料価格は、2021年に中国とロシアでの供給の中断、投入コストの増加、貿易制限により、80%の上昇率を示しており、ロシアのウクライナへの侵攻でさらに混乱を招くことになりました。

肥料価格の高騰は途上国の穀物生産で特に顕著でありエルサルバドルではトウモロコシ、豆、米、ソルガムの穀物生産に29.5%の減少が見込まれます。3月時点で、投入肥料価格は前年比150%となり、トウモロコシの栽培コストは425ドルから800ドル以上になりました。これについて、生産者団体からは、政府が農業セクターに対して何もしなければ、食糧危機に陥る可能性があると声明をだしております。

エルサルバドルでは、2022年3月現在、昨年の同時期に比べ、食料価格が10.8%上昇しました。この価格にはロシアのウクライナへの侵攻の影響は十分に反映されているとは言えず、2023年まで高騰は続くと予想されております。

エクアドル政府は小農支援として、農家に追加の種子と葉面費用の配布を表明しています。今後、高騰した肥料価格への支援や減税など、より効率的かつ効果的な支援措置を生産者団体と議論することの必要性を示しました。

<記事元>

コロナも何のその!2022年に40%成長増が期待されるコロンビア格安航空会社 Easy Flyとは!?

アンデス山脈が縦横に走るコロンビアの交通手段。
その要は飛行機です。エアバスとはよく言ったもので、気軽に飛行機を利用する人が多く、特に内陸の首都ボゴタからはどこの地方も1時間足らずで着いてしまう。
チケット購入もほぼネットから、預け荷物のルールも明確で、飛行機の座席の下しか荷物を利用しない場合(頭上の荷物入れを利用しない)の料金設定もあるので、書類だけ入れたバッグで日帰り出張なんてザラ。
5/18現在搭乗にはマスク着用がルールですが、二回ワクチン接種が70%を超えた都市からマスク着用義務が解除されているので、ますます空の旅も増えていきそう。
ちなみに、著者はマイナーなSATENA航空(コロンビア籍。僻地への空路が多く、座席数も20程度)の搭乗経験があり、そのプロペラ機と客室乗務員のそっけなさが大好きで何度もリピートしたことがある。

さて、当地LCCの一つEasyFly航空会社(コロンビア)は2022年拡大計画を発表し、新ルート(57から74の目的地)、利用客の倍増(2021年計約142万人)を宣言。今年の旅客輸送は75%増加するようだ。これにより、国土の90%をカバーすることとなる。

同社は推定1億2,000万ドルの投資を行い、新しく6機のリースを確定。既存の18機に追加して24機の航空機で新体制に臨むという。

一方、航空業界にとって見過ごせない燃料費の上昇をみると、1年で100%以上上昇。1ガロン毎7,000ドル(2021年5月)から同約15,000ドル(2022年4月)に増加している。同社は月平均70万ガロンを消費しており、燃料費の高騰と投資という両輪の課題に挑戦している。

しかしながら、本計画により同社の収益は2021年の3,170億ドルから2022年末5,890億ドルに跳ね上がることが確実視されている。新型コロナウイルスによる需要急減による業績不振でエアアジア等、世界的には多くの企業が破綻していく中、コロンビア経済の基盤インフラでもある航空業界に明るい話題がもたらされた。

(当地経済紙https://www.portafolio.co/negocios/empresas/mas-aviones-y-destinos-la-formula-de-easyfly-para-crecer-40-en-2022-565557 より作成)

エクアドル 国内北部と中央部で小麦栽培を強化へ

地場製粉業者モデルナ・アリメントス社(Moderna Alimentos)は、2014年から毎年約47万ドルを投資。「プログラマ・クルティーバ(Programa Cultiva)」と銘打った計画を通じて、本年度は2,690トンの収量を見込んでいる。

同社は、小麦粉の原料の生産農家と協力。認証された種子を提供・栽培の支援して収穫物を購入する仕組みをつくった。このプログラムを通じ、INIAP(Instituto Nacional de Investigaciones Agropecuarias/エクアドル国立農業研究所)によって認定された68万2,475キロの種子が登録農家に届けられた。

同社企業総務部長のマリエラ・ゴメスは、プログラムの全ての参加者が小麦栽培のためのヘクタールの面積測量と定量化の技術的側面を順守することに取り組んでいると指摘。

「プログラマ・クルティーバ」は国内北部と中央部の572家族、2000人以上に利益をもたらした。その中には124の小規模農家、15の企業農家、そして8の生産者組合が含まれる。

小麦の国内生産は需要に比して少ない。製粉業者からの需要は60万トン以上あるのに対し、国内生産量は7千トンを超えないと見積もられている。それゆえ原材料は輸入されている。

エクアドルの小麦の栽培面積は、低価格と生産品目の切り替えを原因として数年前に減少している。

その社会的焦点と優れた農業的慣習により、この計画は国連グローバル・コンパクト(UN Global Compact) エクアドル支部の「2017年度 持続可能な開発のための優れた取り組み 第12号」などいくつかの賞を得ている。さらに、2020年にはコレスポンサブレス・エスパーニャ(Corresponsables España)基金により偉大な企業カテゴリーで「革新的で持続可能なイニシアティブ」と認められた。

コロンビア農業を強化するイノベーション

コロンビアは近年知的財産分野で進歩を遂げており、大学の研究センターから企業の開発部門までこのメカニズムに注力し特許出願を行っている。2020年だけでも商工業監督局に対し2,121件の申請があり、今年の1月から9月の間には1,566件の申請を受け付けた。

これらの特許の中にはコロンビアの農地やアグリビジネスのプロセスの改善を目指すイノベーションもあり、今回紹介するRotor iMack、SIS-BAC、Sikonblendのように既に周辺国に輸出されているものもある。

天然繊維分野に注目

フアン・セバスティアン・チラマックがエアフィト大学で工学修士号を取得し始めた時、彼は天然繊維の抽出を最適化するローターの開発に取り組みたいと考えていた。2015年に最初のプロトタイプが完成し、2016年に特許を取得した。

「この機械は天然繊維の効率的な抽出を可能にし、同時にエネルギー消費も抑えます。さらに繊維を25%以上多く抽出することが可能です。」とチラマックは指摘した。

このイノベーションは バナナ、プランテンやパイナップルのような他の製品の繊維抽出にも採用されている。同様に、その利点は製紙やオートクチュールなどの他の業界でも導入が検討されている。

現在彼らはメキシコで事業を行っており、またエクアドルとブラジルでも市場拡大を継続したいと考えている。

作物強化のための有機刺激剤

2010年、Biológicos Estratégicos S.A.S.社は様々な作物で栄養素の一部として利用されるシリコンをベースとした製品の開発に取り組み始めた。この研究により、殺菌剤として機能しつつ、ほかの有機刺激剤と混合可能なSikonblendの製造につながった。この製品はいかなる影響や汚染を起こすことなく土壌を調整できる。

このイノベーションはトマト、ジャガイモ、コメ、野菜、バナナそして花の農園でテストされ成功を収めている。「私たちはシリコンの安定した配合を作り出す必要性があり、製品の開発に取り組み始めました。なぜなら現在の液体シリコンの配合は非常に不安定なのです。」と同社ゼネラルマネージャーのニコラス・エストラーダは説明した。

現在、この発明はクンディナマルカ、アンティオキア、サンタンデール、ナリーニョ、そしてアラウカの作物に使用されている。さらにドミニカ共和国とグアテマラへの輸出も行われている。

農村部の飲料水

約20年の間、コロンビアパイロット大学(Universidad Piloto de Colombia)の教授・研究者であるウィリアム・ロサノは、農村地域における排水処の低コスト化のための一連のイノベーションに取り組んでいる。

このPTS SIS-BaC衛生設備技術パッケージは、シリーズもしくは個別に機能する4つの技術を想定しており、排出される廃水の90%近くの浄化が保証されている。

「これらの技術は地方のいかなる土地、例えば下水設備や給水設備のない場所でも適用することが可能です。」とパイロット大学研究員のレオナルド・ネウサは指摘した。

これは、様々な種類の水や地域で既に導入された技術に対応して機能することを意味する。

コロンビア中西部の地方都市(エヘ・カフェテーロ)が挑戦する新しい観光業

南米コロンビアの中西部に位置するキンディオ県モンテネグロで、第6回「地方フォーラム~建設と農業~」が実施された。

コロンビア国内総生産(GDP)の19.1%に貢献するエヘ・カフェテロ地域で、国、県政府、同業者団体、民間部門そして学会が一堂に会し、アンティオキア県、カルダス県、キンディオ県そしてリサラルダ県を含むこの地域が持つ自然資源のポテンシャルを活用し、新しい観光業への挑戦を宣言した。

同地は生物多様性で知られ、例えばリサラルダ県にはロス・ネバードス、タタマ、オトゥン・キンバヤ動植物保護区といった国立自然公園、またウクマリ、ベルドゥン、リオネグロ、サンタ・エミリアの地方自然公園を有している。しかしながら観光業の収益が地域の農民や生産者に還元されることを保証するには、一部が利益を独占しない仕組みをつくる必要がある。

今回のフォーラムでは 「プラスアルファの観光業の新しい傾向」、「儲け重視の生産プロジェクト」、そして「持続できる交通メガプロジェクト」がこの4県の強みと指摘された。

フォーラムの開催にあたり全国県連盟の理事であるディディエル・タベラが述べたように、エヘ・カフェテロ地方は商業でコロンビア国内GDPの18.7%を、製造業ではGDPの27.1%を占める。
また、同地域のコーヒーの重要性をみよう。例えばカルダス県は60kgの袋換算で1ヘクタールあたり23.74袋のコーヒーを生産するが、これは全国平均の1ヘクタールあたり21.41袋を上回る。またキンディオ県は2021年にコーヒー総輸出量のうち90.3%を生産し、コーヒーを通じた観光客の誘致には有利な環境だ。

一方、過去5回実施されたフォーラムと同様、エヘ・カフェテロ地方では交通インフラが十分ではない。

「コロンビア人が抱える最も大きな負担は交通やインフラ整備のための資金調達である。私たちは地方の住宅事情を改善し、水道に投資し、そして真に偉大な企業家は田畑にいる生産者たちだということを忘れてはいけない」とカルダス県知事のルイス・カルロス・ベラスケスは述べた。

キンディオ県は面積・人口ともに全国最大ではないものの、1,845平方キロの面積に12の自治体と55,401人の人口を抱えており、国にとって決して軽視できる地方都市ではない。70%の貨物が南西部ブエナベントゥーラから国内に入り、そしてこの地方はコロンビア国内貨物の40%の陸路輸送を担う。

加えて、キンディオ県内の経済自由特区では14社が参入しており、県が徴収する付加価値税(IVA)の67%がそこで生み出されている。

コロンビア・プロドゥクティーバ(Colombia Productiva / 生産的コロンビア)の副会長であるラファエル・パラ・ペーニャは、この地方の農業の生産性を確保するため、技術支援、農民と市場の接続性、農業資源開発の強化に賭けるイニシアティブを生み出す必要性について話す。

同フォーラムで歓迎された提案の1つに、潜在的な観光客を特定しセグメント化、そして様々な価格の製品を生み出すことで、オンシーズンとそれ以外のオフシーズンの12か月に訪問者による負荷を分配し、高価値の観光業を保証するというものがある。具体的には高レベルの観光業の強化、観光業専門の人的資本の教育訓練への出資、農民と生産者の市場との接続性の保証、そして接続・運輸・競争力の向上である。

新しい挑戦がどう発展するのか、今後に注目が集まりそうだ。

コーヒーの高価格がいかに生産者たちの経済に変換されるか

ニューヨーク証券取引所での最近のセッションでは、コロンビア・ペソの価値低下に加えコーヒーのコロンビア国内相場が125kgあたり2,000,000ペソを超えたこともあり、米国や世界各地でのコーヒー相場の上昇傾向を顕著に示した。

全国コーヒー生産者連盟のロベルト・ベレス・バジェホ会長いわく、これはコーヒー生産者たちには朗報であり、また非常に正当化されうるものである。コーヒー生産は過去15年間収益性が低下しており、投資を回収する長いトンネルの中でついに見えたあかりでもある。

今週水曜日、乾燥パーチメントコーヒーの国内購入相場は2,093,000ペソに達した。先週金曜日の1,972,000ペソ、今週月曜日の1,997,000ペソ、火曜日の1,998,000ペソに続く上昇である。

ベレスによれば、これはコーヒー農家だけではなく彼らが耕作する地域の一般経済にとっても朗報である。なぜならコーヒー価格のダイナミズムは、600以上の自治体においてCOVID-19とともに到来した経済危機の回避にも寄与したからである。
主要生産者不足の兆候をうけ、ニューヨーク証券取引所でのコーヒー1ポンドあたりの価格は今週水曜日に2.32ドルに達した。その一方、ドルの為替レートも3,900ペソを超えて上昇している。

アナリストによると、このドル上昇と世界的価格上昇の影響により、コーヒー生産者とその家族はより福祉と公共サービスを求められるようになると見込んでいる。これは同時にさらなる投資と税収という効果も生み出す。

加えて、今回のコーヒーの高価格は、コーヒー生産者が貯蓄をし、将来価格や収穫量が下がった時のために備えるための余地を残すことになる。

エクアドルに「コンピューター農業」到来へ

土壌・気象の状態を知ることはフィールドでの生産プロセスに役立つ。まして、衛星情報を備えたデータベースの活用ならなおさらだ。

エクアドルのヤチャイ工科大学(Universidad Yachay Tech)の研究者グループによる「コンピューター農業」のプロジェクトは、オープンソースまたはフリーのソフトウエアやハードウエアを活用することでデータを収集・リソースを最適化し「インテリジェント」の耕作を目指す。

この中には気象予測モデルと蒸散に関する人工知能の分類、及びより生産的な播種・収穫のために畑の状態をモニタリングする最先端の情報プラットフォームも含まれる。

ヤチャイ工科大学 地球・エネルギー・環境研究室の教授のホセ・ルイス・フローレスは、この技術の利用により

①農業生産モデルに変化をもたらし、作物の生理的側面を測定できる
②最先端技術により徹底的な技術的フォローアップを可能にすると主張する。また
③土壌だけでなく空気、気象、降雨や他の農業気象学的予測用のツールを統合し、作物の害虫や病気の発生を予防する
④潅水と施肥を改善することも強調した。

加えて、「精密農業」に基づくシステムの確立も目指している。精密農業により、作物の収量増加と経済資源、例えば肥料、水や殺虫剤などの利用を最適化できる。

研究者が求めているのは資源利用の改善、生産コスト削減、品質と生産量の向上だ。教授によると、このアイデア自体は新しいものではないが、中小規模の生産者が最適な技術的インプットを無料で得られるところに付加価値が存在する。

このプログラムは生産者の直接利益となるよう、無料となる見込みだ。
フローレス教授は、データはオンライン上にアップロードされ、利用者が簡単にアクセスできるようになると述べた。現在すでに特定の土壌とパイロット版情報の掲載されたウェブページが存在しており、アンデス山脈地域に焦点をあてたAgrineer.orgのコンピューター農業のツールの一部として機能している。そのページには成長率と土壌湿度予測用計算ツールのデータが掲載されている。

このイニシアティブは、情報共有とプロジェクト資金調達のために国内外の公的・私的機関との戦略的提携を思案している。専門家は、農業生産を促進し農家にトレーニングを行うための農業起業家センターの開設を検討している。

コンピューター農業はすでに様々な国と地域で開発が進められており、すでに好調な結果をもたらしている。近頃Google Xは4輪ロボットのMineralを発表した。Mineralの目的は、取り付けられたセンサーとカメラを用いて、耕作地を移動しながら植物の検査を行うことである。このロボットの動力源は、上部に取り付けられたソーラーパネルを利用した太陽光エネルギーである。

エクアドル・ロハ県がスペシャル・コーヒーのコンテストで上位3位を獲得

ロハ県はエクアドルで最高のスペシャル・コーヒーの生産地という名声をさらに強固なものにしているようだ。南部ロハ県の3人の生産者が最高得点を達成し、カップ・オブ・エクセレンス(CoE)の上位3位を獲得した。

エクアドルで初開催されたこのコンテストでは、いくつかのフェーズを含む厳格な試飲プロセスのもと、国内で最高のスペシャル・コーヒーを見出すことを目的とした。

アラシ農園のアベル・サリナスのコーヒーが90.93点という得点でカップ・オブ・エクセレンスの1位を獲得。ちなみに、優勝したコーヒー豆はロハ県サラグロ地域で栽培される「ティピカ(Typica)」の改良品種だという。

エル・アグアカテ農園の生産者パブロ・エグイグレン氏もロハ県で栽培されたコーヒーで2位を獲得した。彼の品種「シドラ(Sydra)」は審査員から90.21点をの高評価を得た。次いで第3位はジョン・マディソンのアラスカ・デル・スール農園のものとなった。彼のティピカ品種のコーヒーは90.07点を獲得した。

国際市場でのシェア拡大を目指すエクアドルにとって、スペシャル・コーヒーは輸出ポテンシャルを高める戦略の一つだ。

ロハ県は優勝候補の本命としてこのコンテストに参加。最終審査に入る前の事前審査で残った43人の生産者のうち、24人がロハ県からの参加であった。残りの生産者のうち10人はピチンチャ県、3人がインバブーラ県からだ。ナポ県とサモラ県からはそれぞれ2人、パスタサ県とチンボラソ県からは1人ずつが参加した。

出展された豆がスペシャル・コーヒーとみなされるためには86点以上を獲得する必要がある。採点においては豆の特性や良さをはかるためにいくつかの基準が考慮される。入賞した豆は90点のラインを超えていた。

コンテストではくせがなく日本でも親しまれているアラビカ種のコーヒーのみが受け付けられ
約100人の生産者がサンプルとともに参加登録をした。