コロナも何のその!2022年に40%成長増が期待されるコロンビア格安航空会社 Easy Flyとは!?
アンデス山脈が縦横に走るコロンビアの交通手段。
その要は飛行機です。エアバスとはよく言ったもので、気軽に飛行機を利用する人が多く、特に内陸の首都ボゴタからはどこの地方も1時間足らずで着いてしまう。
チケット購入もほぼネットから、預け荷物のルールも明確で、飛行機の座席の下しか荷物を利用しない場合(頭上の荷物入れを利用しない)の料金設定もあるので、書類だけ入れたバッグで日帰り出張なんてザラ。
5/18現在搭乗にはマスク着用がルールですが、二回ワクチン接種が70%を超えた都市からマスク着用義務が解除されているので、ますます空の旅も増えていきそう。
ちなみに、著者はマイナーなSATENA航空(コロンビア籍。僻地への空路が多く、座席数も20程度)の搭乗経験があり、そのプロペラ機と客室乗務員のそっけなさが大好きで何度もリピートしたことがある。
さて、当地LCCの一つEasyFly航空会社(コロンビア)は2022年拡大計画を発表し、新ルート(57から74の目的地)、利用客の倍増(2021年計約142万人)を宣言。今年の旅客輸送は75%増加するようだ。これにより、国土の90%をカバーすることとなる。
同社は推定1億2,000万ドルの投資を行い、新しく6機のリースを確定。既存の18機に追加して24機の航空機で新体制に臨むという。
一方、航空業界にとって見過ごせない燃料費の上昇をみると、1年で100%以上上昇。1ガロン毎7,000ドル(2021年5月)から同約15,000ドル(2022年4月)に増加している。同社は月平均70万ガロンを消費しており、燃料費の高騰と投資という両輪の課題に挑戦している。
しかしながら、本計画により同社の収益は2021年の3,170億ドルから2022年末5,890億ドルに跳ね上がることが確実視されている。新型コロナウイルスによる需要急減による業績不振でエアアジア等、世界的には多くの企業が破綻していく中、コロンビア経済の基盤インフラでもある航空業界に明るい話題がもたらされた。
(当地経済紙https://www.portafolio.co/negocios/empresas/mas-aviones-y-destinos-la-formula-de-easyfly-para-crecer-40-en-2022-565557 より作成)