<コラム>コオロギ粉のエンパナーダ普及なるか

持続可能な経済や食糧の安全保障を推進する中で、コロンビアでコオロギを粉にしたエンパナーダ(南米コロッケ)、ゴキブリを使ったトルティーヤ(伝統的な薄焼きパン)やチーズケーキを製作するArthfoodという会社があるそうです。

従来の小麦粉よりもはるかに多くのタンパク質が含まれているほか、コロンビアの生物多様性の特性を生かし、未発見の昆虫が数多く存在していることが普及を目指すきっかけとなったんだとか。世界の食料生産の代替手段の一つの足がかりとなるのか、見ものです。

日本でイメージするような昆虫を調理して食べるのではなく、加工して料理の原料として使うものが主流となるため、主食の一つである「小麦」に着目して加工する模様。栄養価も高く、環境負荷も少ない、飼育も簡単となれば今後普及するかもしれませんが、いわゆる①「昆虫」の見た目を払拭できる味と見た目の改善。いかに虫の形を残さないように加工できるのか。そして②マーケティング。値付け、入手方法とその場所、広報・・・。そして③政府は、昆虫食をどう認証するのか。安全面や健康効果のエビデンスを消費者に出していけるのかというミッションもあります。
現時点で昆虫食の粉末をこちらのスーパーで目にしたことはないですが、思っているより身近に迫っています。私も小麦の代替として米粉に注目してますが、Arthfood社に近々話をきいて何かコラボできないか!?などと考えています。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です