南米コロンビアでの事業展開を見据えSDGsへの貢献を目指す!コメづくりの「匠」・農匠ナビのプロジェクトがついにキックオフ 弊社もサポートします。 

途上国での事業展開を目指す日本の企業と連携し、途上国の開発課題解決、SDGs(国連持続可能な開発目標)への貢献を目指すJICAの「中小企業・SDGsビジネス支援事業」。この、いわゆる「案件化調査」と呼ばれる案件に農匠ナビ株式会社(滋賀県/茨城県龍ヶ崎市)が採択されました。


 農匠ナビが提案したのは、当地コロンビアでコスト削減・高付加価値化を実現するコメの移植・栽培・水管理技術の導入やバリューチェーン構築に向けた調査です。これら事業がビジネスモデルとして確立することで、コロンビアのSDGsゴール2(飢餓・栄養)・9(インフラ・産業)への貢献を目指しています。


コロンビアにおけるコメは、小麦やとうもろこし同様最も重要な主食であり、国内で生産されたコメのほとんどは国内で消費され[ 2020年コロンビア企業連盟稲作報告書La Asociación Nacional de Empresarios de Colombia (ANDI)file:///C:/Users/user/Desktop/Estudio%20Completo%20arroz%20andi.pdf P38]、年間消費量は2015年の39㎏/人から2021年43㎏/人と増加傾向にあります(FEDEARROZ報告書)。


しかし、水管理等コメ生産コストが近隣諸国と比較して高く、生産コスト削減と高付加価値化が喫緊の課題となってきました。加えて雑草性イネ(赤米)の発生や気候変動(ラ・ニーニャ等)の対応も必要となっており、特に赤米対策としても有効な日本式移植方法・技術に対する関心が高まっています。


農匠ナビ(株)は「農業者による農業者のための農業技術開発」をビジョンとして、対象地域・環境条件・経営課題に応じ、高密度育苗・移植技術や IoT1自動水門、水田 IoT センサー、GPS 搭載コンバイン等を組み合わせた「稲作経営技術パッケージ」の研究開発を行い、農業技術デジタルコンテンツやコンサルテーションを通じた地域農家への普及を図っています。


本事業は、日本の稲作の匠がコロンビアでの低コスト高付加価値化を実現する栽培技術(育苗・移植技術、水管理技術、施肥技術、IoT、小型精米機等)を提供する案件であり、これら栽培技術の有効性や普及可能性、高付加価値米の市場性等に関する調査を通じてビジネスモデルの検討を1年半かけて実施することになりました。


弊社も、この案件化調査に申請する検討段階から参加しており、実際に農匠ナビのメンバーとイバゲの稲作地帯やボゴタでの出張に同行。今回も全般的な現地サポート・フォローで関わって参ります。
コロンビアの稲作におけるコスト削減と高付加価値米バリューチェーン構築へ貢献することを目指し、両国にとってwin-winとなるビジネスモデルを模索していく予定です。

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