ラニーニャ警報広がるコロンビア 播種面積のほぼ30%に雨の脅威か
さて、昨日7月20日はコロンビアの独立記念日でした! 思い出すなぁ、こちらに来たばかりの10年以上前、懐かしのボゴタハベリアナ大学前の地場銀行バンコロンビアで初めて口座を開設したときの暗証番号をまさにこの独立記念日にしたんだった(私はだいたい好きな国のキーワードの西暦や数字をパスワードにする)。それが到着後一か月でバスの中ですられて、すーぐブロックするはめに・・・。あ~懐かしい思い出、あのとき電話してくれたルームメイト元気かなぁ。
カリはこの上ない晴天で、陸海空軍のパレードも見ごたえばっちりでした!(今年は直接見に行かずYouTubeで拝見)。
さて、話変わってまたか…のニュース。本日、国家危機管理ユニット(UNGRD)は、ラニーニャ現象の対応計画を発表しました。雨季と乾季が綺麗に数か月ずつ入れ替わるはずの当地でも、気候変動により本来降るはずのない時期に降ったり、昨年の稲作案件でも雨には相当やられました。そして今年に入るとほぼ降らない。
さて、詳しい見通しは以下の通り。
①大規模な雨季が8月~9月に始まり、被害額は最大200億ドルにのぼる。
②2,600件以上の緊急事態を通知する可能性がある。
③9-11月期には、全国農業用地の24%と5%が、それぞれ「低」・「中」の危険度に分類される見込み。
④農村・農業計画ユニット(Unidad de Planeación Rural y Agropecuaria)の6月の農業気候報告書によると、6月~8月において、農業牧畜地域の25%が過剰豪雨の危険度「低」となり、国内北部と中央部が特に要注意地域とされる。
元々、6月~8月は特にアンデス地域とカリブ海東部地域で降水量の少ない季節であるはずですが最近はほぼ毎年雨季。7月~9月にかけて65%の確率で豪雨のようです。天気予報という形の予防策ももちろん有効だけれど、農業用アプリがもっと普及して「1週間後から雨なのでそこまでこの作業を進めましょう」といった栽培計画のフォロー、サポートができればと思います。普及するためにはそもそも、対象地域の圃場でのネット環境の脆弱性など問題もあるわけですが、より可視化してラニーニャを乗り越えられますように・・・。随時見守っていきます!