コロンビア 国内電力の約 92%をバイオマス発電燃料に代替可能 中南米第二位の規模

当地農業経済紙アグロネゴシオ(2023年1月16日付)によると、アンティオキア大学とコロンビア国立大学の調査により、当地のヤシ(植物油の絞りかす)、サトウキビ、コーヒー、バナナ、木質チップ等のバイオマス燃料が国内で必要な電力量の約 92.51% をカバーできることがわかった。2020 年には計8万5,014 GWhに達し、コロンビアのバイオ燃料排出は年間 400 ~ 750 PJと想定されるという。

新たなバイオマス燃料の需要は近年ますます高まっており、国際エネルギー機関の報告によると2019 年までに再生可能エネルギーは世界の発電量の23.2% を占める(同経済紙)。
その中で植物由来のバイオエネルギーは、石油、石炭、天然ガスに次いで重要なエネルギー源となっており、特に当地では2019 年サトウキビが計2,300 万トン収穫されているほか(DANE)、サトウキビ同 1,100 万トン、バナナ410万トン、コメ190 万トンが続くなど、その分栽培の過程で発生する切れ端や廃棄野菜は大量になる。現時点で有料で廃棄処分しているケースが多いという。

コロンビアは「世界の食糧庫」として輸出を強化している(農業開発省)。今後はこのような植物由来のバイオマス燃料をパッキングの作業機器の電力に使用するなど、農産品栽培にそのまま活用できればエコで持続可能な農業がぐっと近づく。そのような技術の輸出こそ、スマート農業で知られる日本企業の出番なのかもしれない。

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