コロンビアの漁業・養殖業の生産量が増加 ティラピアやニジマスが米国輸出に存在感

当地全国水産養殖連盟(Fedeacua)によると、漁業・養殖業の生産量が20万トンを突破し、2015年~2022年の間に193%の累積成長を遂げたことがわかった。


2023年、コロンビアは生産量ベース約 1万9,000 トンのティラピア(淡水魚)とマスを輸出しており、金額ベース(FOB)で 前年比39%の伸びを示したことになる。


ティラピアは基本的に養殖されており、24°C〜30°Cの水温で配合飼料を与えながら養殖し、半年を過ぎれば収穫できるサイズとなる(私も一度視察したことありますが、意外に単純な設備で驚きました。世界中で簡単にティラピア養殖は導入可能と聞いてましたが、本当にその通り。水槽とホース、餌と定期的な薬餌があれば、できる)。

Fedeacuaによると、コロンビアの養殖セクターの58%を占めており、米国に流通する冷蔵ティラピアの43%を占めている(前年比 30%増、Fedeacua統計)。
ニジマスも主要輸出産品に数えられる。淡泊な味でコロンビアのニジマスは味にくせがない。2022年1,700トンのマスが輸出され、前年比14%の成長を示した。金額ベース(FOB)では 25%増の1,460万米ドルと、歴史的な記録となった。


Fedeacuaは、コロンビアの水産養殖が安全で高品質で持続可能な製品が出荷されていることを証明するBAP、ASC、GlobalGapなどの認証を強化している。
衛生協定を締結した世界21カ国で、コロンビア産の水産魚が流通しているという(日本は含まず)。

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