コロンビア 中南米の国別生乳生産量ランキングの4位に躍り出る

当地全国酪農協会によると、コロンビアの2023年生乳生産量は前年比4.27%減の70億9,700万リットルにとどまったものの、生産量ベースでみるとブラジル、メキシコ、アルゼンチンに次いで第4位となったことがわかった。コロンビアの酪農面積は2,800万ヘクタールで、国の農業用地の60%以上に相当するという(当地経済紙アグロネゴシオ2024年6月5日付)。


地域別にみると、北西部アンティオキア県(20.3%)、首都ボゴタを包括する中央部クンディナマルカ県(14.1%)、南部カケタ県(8.3%)、北部カリブ地域コルドバ県(6.2%)、北東部ボヤカ県(6%)に分散している。


一方、以前から警鐘を鳴らしているように国内消費量は減少の一途である。コロンビアは、国際FAOが推奨する消費量を19リットル下回り、一人当たりの消費量は2022年の153リットル/年から2023年には152リットル/年に若干減少し、供給に余剰が生じている。
2022年、コロンビアの総生乳生産量は世界第28位、牛1頭当たりの乳量は世界第86位であった。生乳加工品の主な輸出用加工品は粉乳(79.6%)で、輸出先はベネズエラ(65.5%)が第一位であった。


2024年第1四半期には2023年の年間粉乳輸出の84.0%が輸出され、2023年前年比7.7%の伸び率であった。輸出量ベースでは5,084トンにのぼり、金額をみると約2,200万米ドルとなる。


2024年第1四半期の輸入は、前年同期比で28.3%減少した。これは前年と比較して数量ベースマイナス0.5%、金額ではマイナス14.7%に相当する。7万2,223トンが輸入(金額ベース約2億3,590万ドル)となり、最も多く輸入されたのは粉ミルク(品目全体の99.9%)で、主な輸入相手国はアメリカ、ボリビアが続いた。


コラム: こちらの酪農製品は、おいしいっ!!! コロンビアのチーズは文句のつけようのないおいしさで、郊外に出るとよく道中に「Queso de Campo(田舎のチーズ)」ののぼりがかかっているほど。子ども向け牧場にもチーズ体験があって、そこで販売されてたチーズも目を剥くほどおいしかったなー。
ボゴタを30分ほど出るとSopoという小さな町があるのだけど、そこに国内最大手の酪農企業Alpinaの直営デザート店もあって、そこの生菓子も絶品だったな。いつか、コロンビアデザートフェスでもやるか!

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