コロンビア 輸出減少が続く中エキゾチック・フルーツが健闘

当地経済紙Portafolio紙(2024年5月9日付)によると、当地の輸出は金額ベースで今年3月までに9.4%減少(112億6,290万米ドル)となっており、依然としてマイナスの成長を示しているが、エキゾチックフルーツの対外輸出は安定して好調であることがわかった。


DANEデータによると、2024年1月~3月期間において代表品目のパッションフルーツ(gulupa)の輸出高は前年比8.4%増の1,290万米ドルで伸びており、食用ほおずき(ウチュヴァ)は2023年1月~3月期間で1,140万米ドルに対し、2024年同10.52%増加し、1,260万米ドルの売上を記録した。一方パッションフルーツは2023年に輸出が1.9%微減した経緯があり(2022年4,860万米ドルに対し2023年4,770万米ドル。数量ベースでは前年比6.5%減少)、インフレが影響したとみられる。


また、パッションフルーツの海外向け売価は2021年1キロあたり3.63米ドルで輸出されたが、2022年以降現時点まで1キロあたり2.8米ドルで落ち着いており、フルーツ農家は生産コストの減少が近々の課題となっている。
DANEによると、2023年農産物の輸出額が25億7,350万米ドルであった。

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