速報 コロンビア 米国産牛肉の輸入制限を5ヶ月ぶりに解除
コロンビア農牧院(ICA)の公式発表(2024年10月13日付)によると、今年4月以降鳥インフルエンザ「H5N1型」警報発令に伴う予防措置として発令されていた米国産牛肉にかかる輸入制限が10月中旬に解除見込であり、輸入再開が正式に決まった。
米国食肉輸出連合会によると米国は対コロンビアへの牛肉供給国としての地位を固めつつあり、現地の流通業者と戦略的提携を結ぶことで存在感を高めている。特により安定した供給を確保するために当地の物流上の課題を克服する動きすら見られていた。
2023年には同国からコロンビアへ計7,642トンの牛肉が輸出された。一方、2024年第一四半期において、コロンビアにおける米国産牛肉のニーズが3%増加し4月15日の時点で数量ベースで1,698トンに達していた。
一方、2024年3月以降、テキサス州などの乳牛から高病原性のH5N1型の鳥インフルエンザウイルスが相次いで検出されたことをきっかけに4月15 日以降、予防措置としてアイダホ州、カンザス州、ミシガン州、ニューメキシコ州、ノースカロライナ州、オハイオ州、ダコタ州、テキサス州はコロンビアへの食肉輸出ができなくなっていた。
ICAは制限解除の理由として安全性が確保されたためとしている。