コラム コロンビアで闘鶏が禁止へ 動物愛護法が強化

2022年10月、政党緑の同盟(Alianza Verde)アンドレア・パディラ・ビジャラーガ上院議員が議会に提出した法令085号が大きな論争を巻き起こしている。
動物による娯楽行為(闘牛、闘鶏)を段階的に禁止する目的で、動物愛護団体による多くの賛同が得られているものの、闘鶏業界は今月に入って2回抗議活動を起こしている。

コロンビア国内の700万から800万羽のオンドリのうち、約300万羽が闘鶏という。

全国24ある闘鶏を統括するGallistic Federation 代表エリアス・マノータス氏は闘鶏禁止は低所得層にある29万人が失業すると主張し、国の経済活動をとめると断言している。

闘鶏は維持するだけでお金がかかる。飼料のトウモロコシ(60%)、小麦、エンドウ豆、レンズ豆、米などの穀物を毎月約 2万1,500 トン購入するほか、それ以外にも薬、ビタミン、ケージ、木枠、および鶏を良好な状態に保つために必要なすべてのものなど毎月 220 億ペソ(約7,000万円)の維持費がかかる。加えて雇用している人員(全国で計12万5,000人 の直接雇用と 16万5,000人の間接雇用)の給与、社会保障を加えると毎年40億ペソ(約1億2,700万円)の市場となる。闘鶏自体はコロンビア全土1,000を超える地方自治体に約1万500の闘鶏場があるという。週に約57万の集客があると明記しており、賭博の対象であることは暗黙の了解である(Gallistic Federacion)。

動物の受ける肉体的・心理的苦痛や程度、方法の相当性などの要素を鑑みると、廃止の方向に傾くのは不可避である。

収入資源としての位置づけの要素を自治体がどのように考慮するのか、個人的には違法賭博として地下経済に残るのみと予測する。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です