パラグアイ出張:コメ育種プロジェクトの進捗確認およびコメバリューチェーン構築に向けた関係機関との意見交換

2026年8月9日から21日にかけて、パラグアイを訪問し、コメ育種分野における技術協力の進捗確認をはじめ、コメ産業の発展に向けた人材育成や今後の協力の可能性について、関係機関との意見交換を行いました。

今回の訪問では、パラグアイ農牧技術研究所(IPTA)が実施する、米州開発銀行(BID)の借款によるコメの品種改良プロジェクトに関し、コメ育種アドバイザー業務の進捗状況を確認しました。本プロジェクトでは、パラグアイにおけるコメ生産のさらなる発展に向け、育種材料の評価や品種開発、種子資源の保存、人材育成などを含めたコメ育種体制の強化を目指しています。今回の訪問では、IPTAや大学の研究者、生産者、各種ドナーとの協議を通じて、これまでの活動成果を共有するとともに、今後の具体的な活動計画について意見交換を行いました。

また、独立行政法人国際協力機構(JICA)パラグアイ事務所を訪問し、IPTAにおけるコメ育種プロジェクトの進捗について報告するとともに、今後のパラグアイにおけるコメ分野での協力の可能性について意見交換を行いました。

今回の協議では、株式会社AKARI SASが提案したJICA 2027年度「日系社会研修(多文化共生推進/日系協力型):コメバリューチェーン構築」についても紹介しました(前回のブログ記事参照)。

中南米では多くの国でコメが重要な農作物として生産されており、パラグアイも南米有数のコメ生産・輸出国の一つとして、近年その生産規模を拡大しています。一方で、持続的な産業発展のためには、生産性の向上だけでなく、品種開発、人材育成、加工・商品開発、マーケティングなど、コメを取り巻くバリューチェーン全体の強化が重要となっています。

今回の訪問を通じて、コメの「生産」を支える育種・研究分野から、「加工」「流通」「販売」までを含めた幅広い取り組みについて、関係機関と意見を交換することができました。

AKARI SASでは、これまで中南米を中心に、農業・食品分野における技術協力や事業連携に取り組んできました。今後も、日本と中南米の関係機関・企業・農業関係者とのネットワークを活用し、コメをはじめとする農業分野における技術協力、人材育成、事業連携を通じて、持続可能な地域産業の発展に貢献してまいります。

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